歯医者の選び方 そこへ通っている人に聞きましょう
数年経つが、
酷い歯医者あたってしまったので、腹立ち解消と注意喚起のために歯医者選びの留意点をまとめます
言いたいことはⅠとⅡ 後は付録
Ⅰ 歯医者選びでまずとりかかること
① 実際に主な歯医者へかかって人、かかっていた人に聞きましょう
※複数人に聞くのですよ。
② 繁盛している、人気があるクリニックを優先して調べます
※目安として、良い歯医者に患者は集まります。
③ 電話してみて、数か月先しか予約が出来ないようなところが、ねらい目
混んでるからといって除外してはいけない。大概、良い歯医者なら緊急性の
ある場合は直ぐに手配してくれます。緊急でないなら待てばいいのだ。
Ⅱ ネットにある「良い歯医者の見分け方」は正しくても役に立たない
役に立たないというのは、理由は簡単。
そこに提案されている ”見分け方” は、多くがその歯医者にかかってみないと分からないから。
俺たち受診する前に良い歯医者を選ぼうとしているのだからね。
具体的には「歯医者の選び方」とネットで検索してみれば山ほどの記事があるよ。
受付がどう、診察室が清潔とか、中には「スタッフやその家族もその歯科医院に通っている」とかいうことまでポイントに上がっているものがある。
新しい情報を取り入れ、患者さんの意見をよく聞き、きちんした治療をしているなんてのはあたりまえだが、
さあ、このうち事前に把握できる情報というのはどれくらいあるというのだろう。
診察室に入って、口の中をチェックされてから、止めましたと言えるかな。
これは難しい。診察室へ入ったら、終了だ。 良い歯医者も悪い歯医者も関係ないのよ。
さらに、「腕のいい歯科衛生士がいる」、「きちっと治療している歯科医院」
なんてのは、それが分かれば苦労しないのだし、先に挙げた「スタッフやその家族もその歯科医院に通っている」とはまぁ笑える。どうやってそれを調べるんだ。
ネットで調べられるのは、良い歯医者はコレコレだ、という分析であって、良い歯医者を選ぶための方法論ではないということね。
また、ネットの口コミは歯医者に限らず信用しない方が無難。
歯医者のホームページのPRも基本的には信じないこと。歯医者が自分に不都合なことを書くわけない。
Ⅲ 失敗の経緯
ここで私の失敗の記録。
歯がぐらついてきて、歯周病が進んでいるようだった。
市内の歯科医で、そこそこ評判がいいところは数か月待ちという情報があって困っていた。
そんな時に、友人との飲み会で、どこかいい歯医者を知らないかときいたら、1人が即座に「ある!」というではないか。
力強い反応にそうかと思い、おすすめの歯医者に行った。
この歯科クリニック、医者が出てこない。
医者の診察はない。歯科衛生士が歯を見て歯の状況を解説。
医者が出てこないんだから、治療方針の話はない。衛生士らしきお姉さんが歯周病で何本も救えない歯があるとか説明する。
つまり、最初の診察から診断、治療方針の説明まで、歯科衛生士であろう女性スタッフが行う。
俺の不都合な歯は、歯科衛生士が「こりゃ抜かなきゃだめです」とバッサリ言って、抜歯の準備にかかる。
抜歯までこのお姉さんがやるのかと不安になったり、もしかしてこのお姉さんが医者かと思ったりしていると、準備ができたところで医者らしき人が診察台にきた。
俺は「お願いします」とあいさつしたが、患者の俺には一言もなく、衛生士に「どれ?」と聞いている。衛生士にどの歯を抜くのか聞いているのだ。
抜く歯すら把握していないのだよ。ああああ! ここで、止めればよかったのだ。
まな板に乗っちゃうともう流れのままだ。問題の歯は救えないだろうと思っていたし、他に行く医者も思い当たらずで、結局数回通うことになった。
歯科医が俺の歯を実際に見たのは抜歯に来た時だけという、まぁ、あることなのか?
その後、歯周病で抜歯は1本では済まず、他の抜歯のとき、また抜歯専門官の歯医者(院長先生)が出てきた。
そこで今度は、
「抜かずにすみませんかね」
と直接に聞いたら、なんと 「そうか、じゃやめるか」とか言うではないか。しかも間髪入れずに。
この医者何言ってんだ!。
すると、焦ったように歯科衛生士のお姉さんが「ダメです抜かなきゃ」と院長先生をたしなめていた。
「げっ!、なんだこれは?」と思ったね。ここが逃げる最後のチャンスだった。
医者本人と話したのはこの1回だけ。医者が関わってくれたのは、抜歯のときだけ。
歯周病だというので、どうすればいいでしょうと聞くと、歯科衛生士が、「歯を磨いてください」というだけ。都合3回聞いた。3回とも歯科衛生士が同じ言葉を発した。医者は出てこなかった。歯周病の治療は抜歯しかないと言いたかったんだろう。
念のため、待合室に貼ってあるスタッフの名簿をスマホで撮影しておいた。二度と来ないだろうと思いながら。
Ⅳ 歯科選びの工夫と対策の提案
医者でも歯医者でも、かかってみないと医者の良しあしは分からない。抜歯してからとんでもない医者だったと分かっても手遅れなのだ。
せめて、話を聞いてから治療するかどうか決めるシステムになれば、少なくとも、歯科衛生士のお姉さんに診察を任せるようなことはなくなるだろう。
治療方針の説明というのは、その場が治療の承諾の場なのだろうが、セカンドオピニオンの機会が保障されなければ実際の効果は小さい。や~めた とは言いにくいものだ。
だから、歯医者選びは、日ごろの情報集めに限る。地域で”いい歯医者情報”とか作って情報を共有する小さなシステムを町内、地区で用意すればいいなと思っている。
(本当は 絶対に行ってはいけない歯医者情報 を作りたい)
それにしても、診察に出ない歯医者が堂々と歯科クリニックを名乗っているのもどうかね。まぁ、違法診療だとは思うが。
こんな情報は歯科医師会や警察に入ってないのもおかしい。
こんな歯医者を糾弾しない消費者もおかしい。ん~消費者というのかな?患者か?
Ⅴ 補足
① 客観的な評価であるか
歯医者の良しあしを聞くにあたっては、複数の人にと書いたが、医者の親族がい
たり、その医者と懇意にしている人だったりすると、その情報は当てにならない。
② 聞く相手の人間性信頼性
私の場合は聞く相手を間違えた。長い付き合いだったが、見る目がなかったと
思うことにしている。
初診で受付で「〇〇さん(私の友人)から電話ありました。」と言われた。親切
で連絡したのかと思ったが、隠れた営業マンだったかもしれない。不覚だった。
③ 友人が勧めてくれたこのとんでもない歯医者は電話して直ぐに(歯科衛生士が)
診察してくれたし、待合室で複数人がいたこともない。閑散としていた。
そもそも人気がない医者だったのだ。
④ 現在通っている歯医者は、初めに市内の数か月待ちだと噂に聞いていたところ
で、電話したら案外都合を聞いてくれて早めに診てくれた。きっちり医者本人が診
察から説明をしてくれて、わがままも聞いてくれる。人気の理由は明らかだった。
こんなにも違うのかと驚いている。